診療内容
調べたい内容を選んでください↓
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
以下に当てはまる場合は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。
- ・ 睡眠中 呼吸が止まっている、いびきがうるさいと言われる
- ・ しっかり寝ているのに 日中に強い眠気、疲れを感じる
- ・ 夜中に 何度もトイレに行くことがある
いびきについて
いびきは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のサインかもしれません。
いびきは、睡眠中に空気の通り道(気道)が狭くなり、のど(咽頭)が振動することによって生じる音です。
肥満、加齢、鼻の病気、咽頭の形態(顎が小さい、扁桃や舌が大きい)などによって気道が狭くなることで起こります。つまり、いびきは気道が狭くなっている証拠であり、睡眠時無呼吸症候群SASのサインかもしれないのです。
昼間の眠気、集中力の低下、朝のどがイガイガする、起きたとき口が乾いているなどの症状があれば、いびきや睡眠中の無呼吸が原因の可能性もあります。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、文字通り睡眠中に呼吸が止まり、日常生活に様々な障害を引き起こす疾患です。原因は、イラストのように気道が狭くなることがほとんどです。
当院では、気道をファイバースコープで診察したり、呼吸をモニターすることで詳しい検査が可能です。
健常人の気道
睡眠中は重力により、軟口蓋、舌根、咽頭蓋が下がり、気道は狭くなります。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)患者さんの気道閉塞
鼻や喉に何らかの異常があると慢性的に気道が狭くなり、時には気道が塞がり呼吸が止まります。
昼の症状
日中に眠気に襲われ、居眠り運転で運転中に重大な事故につながる可能性があります。睡眠不足のせいで、集中力が低下したり、いつも疲労感を感じたりします。起きたときに口が乾いていたり、体が重くすっきり起きられないこともあります。
夜間の症状
いびきと呼吸が止まり、再び大きないびきから呼吸が始まるというのが特徴的です。他にも、寝汗、寝相が悪い、何度もトイレに起きるなどの症状があります。睡眠中の症状は、ご家族しか分からないため、ご家族の指摘もとても大切です。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)では酸欠状態になり、少ない酸素を全身にめぐらそうとして心臓や血管に負担がかかります。この状態が長い間続くと、様々な生活習慣病のリスクが高くなることが分かっています。
一連の気道(鼻疾患の有無、扁桃肥大の有無、舌の付け根の肥大、他にのどの病気など)を、ファイバースコープなどを用いて検査します。当院のファイバーは極細なので、痛みを大きく軽減して検査することが可能です。
さらに当院では、アプノモニターを使った検査を行っております。ご自宅で簡単に、夜間の呼吸状態を調べることができます。アプノモニターでは判定がつかず精密検査(ポリソムノグラフィーPSG)が必要な場合がありますが、その場合は連携病院で1泊入院検査が可能です。検査後の説明や治療は当院で行います。
現在最も多く行われている治療は、C-PAP療法です。睡眠中に鼻にマスクを装着し、陽圧をかけて鼻咽喉を広げて呼吸を助ける装置です。装着したその日から症状を改善でき熟睡感を得られます。保険も適応されます。
診療内容
調べたい内容を選んでください↓